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革靴はローテーションで長持ちさせる!最適な日数や革靴の足数も合わせて紹介!

2022年12月19日

革靴はローテーションで長持ちさせる!最適な日数や革靴の足数も合わせて紹介!

こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。

仕事で毎日革靴を履く人にとって、どうやって靴をキレイに保つのか知りたい方も多いはず。おしゃれは足元からと言われるように、せっかくなら長くキレイに履きたいですよね。この記事では、革靴は何日おきに履くのがベストなのか、何足でローテーションするのが良いのか解説していきます。また、革靴磨きの頻度や脱ぎ履きのマナーも合わせて紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください!

  • 革靴をローテーションする方法
  • 革靴をローテーションする理由
  • 革靴は何足持てばいい?平均足数とは
  • 革靴磨きの頻度はどれくらい?
  • 本革靴の寿命は?
  • 革靴の脱ぎ履きのマナー
  • まとめ

革靴をローテーションする方法

結論からお伝えしますが、革靴のローテーションは3足で回すのがお財布にも靴にも最適と言えます。なお、理由については次項にて解説します。では、革靴をローテーションする方法について、靴を脱いだあとから順に紹介していきます。

  • 消臭スプレーを噴く
  • 靴用乾燥剤を入れる
  • シューキーパーを入れる
  • 履き回しシミュレーション(おまけ)

革靴をローテーションする方法 ステップ1:消臭スプレーを噴く

靴を脱いだらまずは消臭・除菌スプレーを使います。スプレーは足先の臭いを消すだけではなく、臭いの原因になる細菌の繁殖を防ぎます。また、パウダータイプのスプレーを使うことで靴内の乾燥を早めることも可能。なお、リセッシュやファブリーズのような液体スプレーはNGです。なぜなら、湿った靴内をさらに湿らせてしまうから。

片足ずつ、足先に向かって1秒程度スプレーします。絶対に必要な工程ではないですが、少しの手間で後の効き目が変わってくる工程です。

革靴をローテーションする方法 ステップ2:靴用乾燥剤を入れる

足先にスプレーを噴いたら、次は靴用乾燥剤を入れます。乾燥剤は、靴内の湿気を吸収し、乾燥を早めてくれます。湿気は臭いの原因である最近の餌になったり、靴の型崩れの原因になったりします。また、乾燥剤はつま先に入れるようにしましょう。足の中でも特につま先が汗をかくポイントです。足から出た汗は中敷きを伝って、深くまで染みていくこともあります。乾燥剤をつま先に置き、1日以上開けてから取り出しましょう。

もしすぐ手元に靴用乾燥剤が無い場合、新聞紙を丸めて詰めましょう。乾燥剤と同じ効果を得ることができますよ!

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革靴をローテーションする方法 ステップ3:シューキーパーを入れる

靴用乾燥剤を外したら、次に履くまでの間はシューキーパーを入れます。シューキーパーは靴内の湿気を吸うのと同時に、靴の形を保ってくれます。湿気を吸う力が靴用乾燥剤には劣るので、乾燥剤を挟む方が確実に靴の長持ちにつながります。また、シューキーパーは型崩れを防ぐのに大切なアイテム。洋服にアイロンをかけますが、靴にアイロンはできません。また、一度ゆるくなった靴は小さくできないため日頃のケアが必要になってきます。

シューキーパーは長く使えるものなので、2つ購入し履き回しと合わせて使うのがおすすめです。

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革靴をローテーションする方法 おまけ:3足で履き回すシミュレーション

僕自身も仕事で革靴を履いていたこともありました。実際に3足揃えて、次のようにローテーションを組んでいました。他の記事でも紹介されているかもしれませんが、身をもっておすすめします!1足履いたら、その靴は2日休ませてから履くローテーションです。なお土日はローテーション日に当てず、省きます。

靴1
靴2
靴3

革靴をローテーションする理由

ここまでローテーション方法を見てきました。そもそもなぜ。革靴をローテーションする必要があるのでしょうか?その理由は2つあります。順番に分かりやすく解説していきます。

革靴をローテーションする理由 その1:靴内を乾かす時間を作るため

一つ目の理由は、靴内を乾燥させるためです。足からは毎日コップ1杯分の汗が出ていると言われています。汗をたくさんかいた日は、靴の内もジメジメしますよね。それだけに限らず、汗は他にも様々なデメリットにつながります。

  • イヤな臭い
  • カビ・水虫

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革靴をローテーションする理由 その2:靴の型崩れを防ぐため

2つ目の理由は、靴の型崩れを防ぐためです。先ほどの項目でも挙げましたが、靴の型崩れも汗によるもの。足から出た汗が、靴の内側から繊維をゆるくすることで靴は馴染んできます。夏場、汗を吸ったTシャツの襟が伸びるのと同じ原理です。しかし、汗を吸いすぎた繊維は型崩れしやすく変形しやすくなってしまいます。

したがって、靴も汗などの水分を吸えば吸うほど型崩れしやすい。一度型が崩れしてしまうと、かかとが収まらなくなったり、靴内で足が泳いでしまったりします。シューキーパーでこまめに靴内の湿気を取りながら、型を保つのがストレスなく履き続けるコツです。

革靴は何足持てばいい?平均足数とは

革靴をローテーションするには何足の革靴を持つのがいいのでしょうか?僕自身もそうでしたが、他ブログでも3足と言われていることが多いです。世の中のビジネスマンは、平均で何足の革靴を持っているのでしょうか?

調査結果によると、持っているビジネスシューズは1足のみという人が31人、2足持っている人が44人と、2足以内の人が全体の75%を占める結果となりました。また、雨用のビジネスシューズを持っている人は21人にとどまるという結果になりました。

(20代〜50代のビジネスパーソン100人によるアンケート結果より)

LiVBLOGサイトより引用

実際には2足以内で履き回しているという結果でした。革靴は単価も高い一品だけに、長くきれいに履いている方が多いのかもしれません。ですが、僕としては実体験も含め3足でのローテーションをおすすめします。安い価格ではないからこそ、物持ちをよくする方がいいのではないかと思っています。しいて言えば、普段用+雨用1足がベターです。

日本は年間で雨の日が47.6日間(平均)あります。週に1回雨が降る計算になります。雨は革のコンディションを損ねてしまうため、シーンや天候に合わせる準備も必要です。

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革靴磨きの頻度はどれくらい?

毎日革靴を履くとなると、靴磨きの頻度も気になるところです。一般的には、同じ靴を10回履いたら1回お手入れをするのが良いと言われています。1日(10時間)履くとして、10日間履いたら靴磨きをするイメージ。かかとやつま先など擦れてキズや跡になったら、その都度お手入れをします。ですが、実際のところ汚れ落としから磨くところまで、毎日するわけにもいきませんよね。実は、脱いだ直後のお手入れが一番重要なんです。簡単ですが、必ず行ってほしいことがあります。

それは、ブラッシングと靴内の乾燥です。ブラッシングは靴の表面(アッパー)をきれいに保つためのお手入れです。1日履いていると、靴には埃(ほこり)や塵(ちり)といった細かな汚れが付いてしまいます。埃や塵は靴外側の乾燥を助長したり、空気中の水分と合わさって大きな汚れになったり。脱いだ直後、馬毛のブラシ(毛が柔らかい)でゴミを払い落とすようにお手入れすることで表面もきれいに保てます。日々汚れを落としておくと、後のお手入れも楽になりますよ!

本革靴の寿命は?

革靴をローテーションするとして、革靴はどれくらい持つのでしょうか?本革靴の寿命は一般的に、1~3年(週2回着用)と言われています。表面が汚れたり、かかとが合わなくなったりと同時進行で劣化が進んでいくわけではありません。漠然とは分かりにくいですが、寿命といえる目安がいくつもあります。

  • 履きつぶして靴が変形してしまっている
  • 修復できない穴が開いてしまった(表面・靴底)
  • 表面の素材・縫い付けが剥がれてしまっている
  • クリーナーでも落ちない汚れ・変色で汚くなっている

靴を脱いだ後にしっかりと靴内を乾燥させて型崩れを防ぐ、ブラシで汚れを落とす。革靴ではローテーションのほかにも、手間をかけることで寿命を延ばすことができます!

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革靴の脱ぎ履きのマナー

事務所や客先で革靴を脱ぐこともあるかと思います。相手に不快感を与えないためにも、革靴を脱ぎ履きするマナーはぜひ押さえておきたいところ。

革靴を履く際は、履きやすい位置まで靴ひも(またはベルト)をゆるめます捻じ込んでしまうと履き口やかかとが傷んでしまい、かえって見た目を損ねてしまいます。また、つま先をトントンするのも不快感を与えてしまうのでNG。脱ぐ際も靴紐をゆるめてから。必ず片方ずつ、かかとを持って脱ぐようにします。靴のかかと同士を擦り合わせて脱ぐのはNGです。また、相手に背を向けて脱がないようにしましょう

なお、試着する際のマナーは次の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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まとめ

今回は革靴のローテーションについて解説してきました。脱いだあとから行うことはこの順番。3足で履き回すのがおすすめです。

  • 消臭スプレーを噴く
  • 靴用乾燥剤を入れる
  • シューキーパーを入れる

また、革靴を履き回す理由としては…靴の内外を乾燥させるためです。乾かすことによって靴内の臭いやカビ、細菌の繁殖を防ぎます。加えて、靴の型崩れを防ぐことで長持ちさせることができます。

この記事を参考に革靴を上手に履き回してみてください。毎日快適な足元で出かけましょう!