靴の履き方を正しく答えられますか?正しい方法と手順、捨て寸について紹介【ぜひ押さえておきたい】

2021年11月8日

正しい靴の履き方とは?すぐに実践できる正しい靴の履き方を4ステップで解説!

こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。

靴の履き方を正しく知っていますか?そんなこと言われなくても分かるよ、と思う方がほとんどだと思います。しかし、油断は禁物。その靴ずれや魚の目、膝の痛み。実は、靴の履き方が崩れているところから来ているかも…?この記事では、正しい靴の履き方について、正しい手順やチェックポイントを詳しく紹介します。また、靴はきついとゆるいどっちがいい?つま先にどれくらいの余裕が必要?といった疑問にもお答えしていきます。

本記事の内容

  • 靴の履き方の正解を4ステップで!
  • 靴を正しく履くメリット
  • つま先はどれくらいの余裕が必要?スニーカーの捨て寸は何cm?
  • パンプスは きつい とゆるいどっちがいい?
  • 靴の履き方のマナーは?

靴の履き方は人から教わったり、自分で試したりして身に付けますよね。学校で教わるものではありません。しかし、靴の履き方を間違えると、靴擦れやつま先・足の甲の痛みといった靴の問題に繋がります。正しい靴の履き方を知り、靴の悩みとおさらばしましょう!

靴の履き方の正解を4ステップで!

靴の履き方を分解すると、次のような流れになります。

  1. 履き口を広げ、足を通す
  2. カカトを合わせる
  3. 紐を締め上げる
  4. 紐を結ぶ

一見、当たり前のように見える流れですよね。しかし、一つ一つには大切な意味があります。それでは、靴の履き方について順番に見ていきましょう。なお、筆者の販売員としての体験を踏まえながら、ポイントを押さえて紹介していきます。

靴の履き方の正解を4ステップ その1:履き口を広げ、足を通す

靴に足を入れる前に、靴紐を緩めて履き口を広げます。このとき、靴紐をつま先の方から緩めていくのがポイントです。当たり前ですが、靴はつま先に向かって狭くなっています。スムーズに足入れをするためにも、靴紐を緩める一手間をかけましょう。

また、季節や体調によって足の大きさが変わってきます。その時々で靴を足にフィットさせるため、一度リセットする意味でも靴ひもを緩めることは重要です。

なお、履き口も広げずそのまま足を突っ込むのは間違えた靴の履き方です。かかとを踏んでしまってしまったり、シュータンに癖が付いて違和感の原因になったりします。大切に履きたい靴であれば、足を入れる瞬間から気を付けましょう。

靴の履き方の正解を4ステップ その2:カカトを合わせる

履き口を広げて足を入れたら、次はかかとを合わせます。足を手前に引き、靴のかかとが収まる部分に合わせましょう。靴のかかと部分は横から見るとアーチになっています。このアーチがかかとを押さえ、脱げるのを押さえてくれます

しっかりとかかとが合っていないと、かかとが脱げるどころか靴擦れの原因になってしまいます。なお、この時につま先方向に空きがあっても問題はありません

意外と知られていませんが、足を蹴り出すとき、つま先は前方に少しずれます。この時に、つま先に多少の余裕が無いと、つま先が当たって痛めてしまう原因になるのです。適度なフィット感と、つま先の余裕が良いサイズ選びのコツです。

靴の履き方の正解を4ステップ その3:紐を締め上げる

かかとを合わせたら、次は紐を締め上げましょう。

つま先方向から紐を順番に締めあげていきます。履き口を広げたときと反対に、確実に締め上げていきます。このとき、思い切り締めるのではなく、少しだけゆとりを持って締め上げるのがポイント。思い切り締めると甲を痛める原因になります。

スニーカーやランニングシューズなど、靴ひもの一番上を通すかどうかで迷っている方は次の記事で!

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靴の履き方の正解を4ステップ その4:紐を結ぶ

靴紐を順番に締め上げたら、仕上げとして靴紐を結びましょう。

履く時間帯にもよりますが、少しゆとりを持たせた状態で結ぶと、履き口周りにキツさを感じません。また、スポーツシューズなど、特に靴のズレを嫌う場合は靴紐を意識して締め上げたり、結んだりしましょう。

見落としがちですが、蝶々結びは根元を持って締めると解けにくくなりますよ!
え で ん

靴を正しく履くメリット

靴を正しい手順で、正しい足の位置で履くと多くのメリットがあります。特に一日の中で長い時間、月日履くとその差は大きくなってきます。いくつも挙げられますが、代表的なものは次の通り。

  • 自分に合ったサイズの靴が分かる
  • 足が脱げたり、脱げる感覚が無くなる
  • 転んだり、つまずかなくなる
  • つま先を痛めなくなる
  • 靴が長持ちする

靴の履き方を正すことは靴のサイズ選びから、実際に履くとき、履き続けている最中と、それぞれのタイミングにメリットがあります。また、靴を長持ちさせることはお財布にも優しく、好きな靴を長く履くことに繋がります。

つま先はどれくらいの余裕が必要?スニーカーの捨て寸は何cm?

靴の履き方を押さえたら、次はサイズ選びです。一番迷う人が多いのがつま先の余裕です。靴のつま先部分には、一般的に1~1.5cmの余裕が必要。この余裕は捨て寸(すてすん)と言います。足の指は踏み出すとき、直立時よりも前へ滑ります。捨て寸はこのずれによって指を痛めないために必要な隙間なのです。

足長(実際の足の長さ) + 捨て寸となりますが、足長と靴のサイズに差が出るのはこのためです。

スニーカーでも革靴でも、シューズの種類は問わずこの基準で選びましょう

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パンプスは きつい とゆるいどっちがいい?

パンプスはサイズ選びが難しい靴の一つです

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靴の履き方のマナーは?

靴を試着するとき、気を付けたいのがマナー。あまり知られていませんが、靴の試し履きにもマナーがあります。試し履きをする靴は、実際に販売する商品になるため、丁寧に扱うことが求められます。試し履きをする際に店員さんから注意されることは、ほとんどありません。しかし、度が過ぎると後で顰蹙を買うことも

お互いに気持ちよくお店を利用するためにも、靴の触り方や接し方にも気を付けたいですよね。詳しくは次の記事で紹介しています。

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まとめ

今回は靴の履き方について、4つのステップに分けて紹介しました。

  1. 履き口を広げ、足を通す
  2. カカトを合わせる
  3. 紐を締め上げる
  4. 紐を結ぶ

正しい手順、作法で靴を履くと靴のトラブルを回避できます。また、試着の際に実践すると自分に合ったサイズ感がはっきりと分かるようになります。

靴の履き方を見直すだけでたくさんのメリットがあります。ぜひ一度、靴の履き方を見直してみてはいかがでしょうか?