サイズ選び

革靴のサイズ選びはどこを見る?5つのポイントに注意して自分に合うサイズを!

2022年12月6日

革靴のサイズ選びはどこを見る?5つのポイントに注意して自分に合うサイズを!

こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。

革靴を履く機会の少ない方にとって、サイズ選びは外せないポイントの一つです。大きいのが良いのか、ジャストで良いのか迷うところ。この記事では、一度で自分に合う革靴のサイズを選ぶ方法について紹介していきます。また、なかなか聞けない試着の際のチェックポイントや、レディースの革靴のサイズ選びについても紹介します。

本記事の内容

  • 靴のサイズ選びで注意したい5つ
  • 革靴は大きめと小さめ、どちらが正解?
  • 試着(フィッティング)の順番と2つの注意ポイント
  • レディースの革靴のサイズ選び
  • 革靴は履いていると伸びる?
  • まとめ

革靴のサイズ選びで注意したい5つ

一度で自分に合った革靴のサイズ選びをしたいとき、気を付けたいのは次の5点です。革靴のサイズ選びでは特に足の甲と踵(かかと)のフィット感が一番大切だと言われています。そのほかにも、僕が靴屋店員として接したお客様何人からも気になると言われたポイントも挙げています

  • 甲のフィット感
  • 踵(かかと)
  • つま先の余裕
  • くるぶし
  • 革靴とスニーカーはサイズ感が違う

それでは一つずつ見ていきましょう。

革靴のサイズ選びで注意したい5つ その1:甲のフィット感

まず一つ目に注意したいのは足の甲、フィット感です。革靴はスニーカーや運動靴と比べ、靴ひもが短かったり付いてなかったりします。靴ひもには足を締めつけて脱げにくくする役割があります。革靴は靴ひもによる締めつけが弱いため、足の甲部分のフィット感が重要と言われています。靴の形で足を押さえるイメージです。

甲部分のフィット感として適切なのは~。

革靴のサイズ選びで注意したい5つ その2:かかと

次に押さえておきたいのが踵(かかと)です。靴の脱げ具合を左右する大切な部分です。カカトは靴側から手で覆うようにし、きちんと納まっているか確認します。

中には、かかとのトップ部分が内側に反っているモデルもあります。食い込みがないかどうかも同時に確認します。もし、食い込んでいて痛い場合はかかとの内側部分にパッドを貼り付けてあたりを緩和することができますよ。

革靴のサイズ選びで注意したい5つ その3:つま先の余裕

意外と知られていないのがつま先の余裕です。靴のサイズ選びにおいて一番大切な部分です。もちろん、革靴のサイズ選びでも外してはいけないポイント。最適なつま先の余裕は1〜1.5cm必要と言われています。ちなみにこの余裕は捨て寸(すてすん)と呼びます

足が接地して、地面を蹴り上げるとき指先が前へ滑ります。捨て寸がないと、つま先が靴先に当たってしまいます。つま先の部分を守るためにも捨て寸は必要なんです。靴に足を入れたら立ち上がり、つま先に1〜1.5cm空いているかどうか確認しましょう。

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革靴のサイズ選びで注意したい5つ その4:くるぶし

かかとの収まりとつま先の余裕を見たら、次はくるぶしを確認します。革靴の履き口部分はデザインや個体差によって広い狭いがあるんです。中には、足に食い込んでくるほどに履き口が狭い場合があります。しかし、くるぶしの具合は履いてみないと分かりません

試し履きの段階で革靴に足を入れ、かかとを合わせて紐(またはベルト)を締めます。立ち上がってサイズ感を確認します。軽く足踏みをしてフィット感、くるぶし部分を確認しましょう。もし痛い場合は、まず同じサイズでもう1足履いてみましょう。それでもしんどい際は、1サイズアップに中敷きを入れて対応します。インソールを入れることで当たる部分が変わるので痛みが和らぎます。

革靴のサイズ選びで注意したい5つ その5:革靴とスニーカーはサイズ感が違う

いつものスニーカーのサイズで革靴を試したら大きかった、なんてことありませんか?実は、革靴とスニーカーはサイズ感が違うんです。これが最後に注意したいポイント。

国内で販売されている革靴のサイズは、足長(足のつま先〜かかとの長さ)で表記されています。しかし、adidasやナイキ、VANSといった外国発祥のスニーカーは、先ほどの捨て寸を含めた靴の全長サイズを表している場合がほとんどです。そのため、捨て寸の分(1〜1.5cm)だけサイズが異なってきます。

革靴は大きめと小さめ、どちらが正解?

スニーカーは大きめがいいですが、革靴はどうなのでしょうか。結論を言うと、革靴はピッタリか少し窮屈なくらいがベストです。人の皮膚と同じように、革靴も柔軟性があります。足の汗で革の繊維が柔らかくなり、徐々に伸びてきます。限度はありますが、徐々に履く時間を延ばすと気持ちよく履けるようになります。

サイズの合う靴は足運びに合わせて靴も付いてきます。足が疲れないどころか足のトラブルを防ぐことができるのです。

革靴は大きめと小さめ、どちらが正解?:靴のサイズが大きいとどうなる?

革靴を含め、脱げそうなくらい大きすぎる靴は足のトラブルの原因になります。具体的には…

  • 体のバランスのゆがみ:膝や腰の痛み、下半身のたるみ、肩こり
  • O脚
  • 靴擦れやマメ

脱げないように歩くあまり指先に力が入ってしまったり、しっかりと締めつけられていないために足や指が擦れてしまったり。正しいサイズ選びが、靴と気持ちよくお付き合いするためのポイントです!大きい靴を選んでしまった、お気に入りの靴が緩くなってしまった方に向けて簡単な対処法も紹介しています。

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試着(フィッティング)の順番と2つの注意ポイント

革靴は丁寧に扱いたい靴の一つです。販売価格が高いだけではなく、非常にデリケート。靴を傷めないためにもスマートに試着したいものです。僕のおすすめする試着(フィッティング)の順番は次の通り。

  • サイズ選びはいつも履いているサイズから
  • 靴ひもはしっかりとゆるめ、靴ベラを使って足入れをする
  • かかとを隙間なく合わせる(ここでゆるさが変わります)
  • つま先から順番に靴ひもをしめていく
  • 両足そろったら立ち上がって違和感が無いか確認する

また、気持ちよく買い物をするために覚えておくといいことが2つあります。

  • 1日中履く靴なので試着は17時以降に(足のむくみを考慮します)
  • 実際にビジネス用の靴下を履いて試着しましょう

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革靴は履いていると伸びる?

本革製であれば基本的に伸びます。一部、加工により伸びにくい革靴もあります。人の皮膚も汗や入浴でふやけるように、本革(天然皮革)にも柔軟性があります。しかし、本革だからといってこれくらい(決まった大きさ)まで伸びるわけではないので注意が必要です。

また、甲やくるぶしの部分は足から出る汗によって形が変わります。しかし、足長の部分は伸びません。試着の時点で十分に捨て寸を確保するようにしましょう。

ガラズレザーやコードバンなど、試した時点で足に当たる”硬さ”がある場合には足あたりに合わせてサイズを選びましょう。なお、過度な伸びは型崩れの原因になります。常に気持ちのいいフィット感で履くためにも、シューキーパーの使用がおすすめです。

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まとめ

この記事では革靴の選び方について、サイズの面から紹介しました。一度の試着で自分に合うサイズを選ぶポイントとして次の5つを紹介しました。

  • 甲のフィット感
  • 踵(かかと)
  • つま先の余裕
  • くるぶし
  • 革靴とスニーカーはサイズ感が違う

ぜひ、この記事を参考に納得のいく一足を選んでみてはいかがでしょうか。