こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。
靴屋さんで試し履きをする際、近くに店員さんがいなくて困ったことはありませんか?声をかけずに試し履きをしていいのか、試し履きをしたら必ず買わなければいけないのか、このように思うでしょう。この記事を読めば、正しい声の掛け方や試し履きの方法を知ることができます。お互いに気持ちよく利用するためにも、ぜひお買い物の参考にしてください。
本記事の内容
- 靴の試し履きで気を付けたいマナー
- 靴の試し履きはなんて言う?
靴の試し履きにもマナーは存在する
あまり知られていませんが、靴の試し履きにもマナーが存在します。試し履きをする靴は、実際に販売する商品になります。試し履きをする際に注意されることは、ほとんどありません。しかし、度が過ぎると後で顰蹙を買うことも。
店舗に置いている商品は、対面で販売するだけでなく、お客様の自宅へ配送に回すこともあります。そのため、丁寧に扱うことが求められています。状態を少し損なっているだけでも、値引いて販売しなければならず、お店側が被害を被ることがあります。
- 靴下を持参する
- 靴の触り方
- 店員さんに声をかける
- 履き口をしっかり広げて足を入れる
- 一度にたくさんの靴を出してもらわない
- サイズ感を確認する
靴の試し履きをする際のマナー その1:靴下を持参する
まず最初に紹介するのは、靴下を持参することです。
靴の試着で必需品と言えるのが、靴下です。特に気を付けたいのは夏と冬。夏は、裸足にサンダルで出かけることも多く、そのまま靴屋さんに行くという人も居るはず。靴下が無いと、正しいサイズが分かりません。そればかりか、夏場の足は知らないうちに汗をかき、皮脂(垢)が出ています。そのまま足を通すと、目に見えるように汚れが付着することも。
また、冬場は靴下を重ね履きしたり、厚手の物を履いたりします。特に、急な雪で靴を買いに行くときに限って、いつものと違う靴下を履いている、なんてこともよくあります。
販売する側として、お客様には実際に履くのと同じように、試し履きをしてもらいたいと思っています。裸足で来店したり、靴下の厚みが足りないと感じたりした場合には、遠慮なく店員さんに貸出用のソックスを借りるようにしてください。
靴の試し履きをする際のマナー その2:靴の触り方
靴を手に取るときは写真のように、ソール(底)を持つようにします。つま先部分を含めアッパー(表面)を極力触らないようにしてください。
手についた皮脂が靴に付着してしまったり、エナメルなどの素材では指紋が付いてしまうからです。飾ってある靴を手に取る際は下から支えるようにして持ち上げましょう。
靴の試し履きをする際のマナー その3:店員さんに声をかける
靴を試着するときは、店員さんに一言「この靴を試着したいです」と声をかけるようにしてください。
なぜなら、試し履きをする靴も購入する靴も商品の一つ(お店の持ちもの)だからです。
店員さんに話しかけたからといって必ず購入しないといけないということではありません。自分には似合わない、欲しくないと思ったら買わなくても問題ありませんし、それを確認するのが試し履きをするメリットです。
もし勝手に試着をして、汚してしまったりすると余計なトラブルを生んでしまいます。ご自身を守るためにも声をかけるようにしましょう。
靴の試し履きをする際のマナー その4:履き口をしっかり広げて足を入れる
4つ目は、履き口をしっかりと広げて足を入れることです。
たとえば一度、紐を通した靴や履き慣れた靴は、出かける時もそのまま足を入れると思います。しかし、試し履きの際には、靴ひもをつま先までしっかりと緩めた状態で足を入れるようにしてください。きついからといって、捻じ込むのはNGです。また、かかとを踏みつけるのもNGです。
なぜなら、革靴のような固い素材で行ってしまうと、一度でシワが寄ってしまうからです。シワは外見を損なってしまい、新品が新品に見えなくなってしまいます。たとえば新品の服を買うにも、皺くちゃだと新品に見えませんよね。もし、履き口の時点で足が通らない場合はサイズを上げてみてください。

靴の試し履きをする際のマナー その5:一度にたくさんの靴を出してもらわない
5つ目に気を付けたいのが、試し履きをする足数です。
確かに、靴を買う際には色や形の似ているものを何足も試したくなります。しかし、一度にたくさんの靴を出してもらうのはNGです。なぜなら、選択肢を絞れなくなったり、商品管理上のリスクになってしまったりするからです。まず気になる靴を2足選びましょう。それぞれ、合うサイズを出してもらってください。それぞれサイズを確認し、合うサイズだけ残して比べます。他に気になるものがあれば、そのあとで出してもらうのがおすすめ。また、選択肢から外れた靴は、その都度下げてもらうと選びやすくもなります。
また、一度にたくさんの靴を出してもらうことがリスクにもなります。それは、入れ子になるリスクです。もちろん、購入前には再度、両足や箱を目視し、間違いが無いか確認します。しかし、毎回時間をかけて行える訳ではありません。どちらかを擁護するつもりはありませんが、リスクを回避することは自分が被害を被らないためにも大切なことです。
靴の試し履きをする際のマナー その6:サイズ感を確認する
最後は、執拗に甲を曲げないこと、歩いてサイズ感を確認する際、気を付けたいのが甲のシワです。
甲のシワは主に、足をくの字に曲げた時に入ります。そして、入りやすいのは次の2場面。
- 靴を脱ぐとき
- 歩いていて、かかと蹴り上げる時
靴を脱ぐときは、履くとき同様に紐を緩めてから足を抜くようにしてください。また、歩いていてかかとが脱げるのが気になる場合は、履き方を見直しましょう。紐が少しでも緩んでいたり、かかとが合っていなかったりすると、簡単に脱げてしまいます。特に、革靴など表面が硬い素材は一度シワが入ると直りません。その後の販売に影響が出てしまいます。革靴は単価もさることながら、非常にデリケートなため特に注意が必要です。
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靴の試し履きはなんて言う?

洋服は試着と言いますが、靴の試し履きはなんて言えばいいのでしょう?
一般的には洋服と同じように試着と呼んだり、靴なので試し履きと呼んだりします。どちらが正解というものはなく、呼びやすいように呼んで問題はありません。
まとめ
今回は靴の試し履きをする際のマナーについて解説しました。些細なこともあれば、一つ注意するだけでサイズ選びが楽になるポイントも紹介しました。
入店から購入まで順番に紹介してきましたが、気を付けたいポイントは次の通りです。
- 靴下を持参する
- 靴の表面を触らない
- 店員さんに声をかける
- 履き口をしっかりと広げて足を入れる
- 一度にたくさん靴を出してもらわない
- 執拗に甲を曲げない
この記事を参考に、試し履きにもマナーを持って楽しく靴を選びましょう!