サイズ選び

パンプスのサイズはきつめがベスト!正しいサイズ選びと履き方を元靴販売員が解説!

2022年12月14日

パンプスのサイズはきつめがベスト!正しいサイズ選びと履き方を元靴販売員が解説!

こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。

女性の足元に欠かせないパンプス。パンプスを買いたいけど、きつめとゆるめどっちがいいのか分からない…。もうパンプスで痛い思いをしたくないし、正しいサイズ選びを知りたいと思っている方は多いはずです。この記事ではパンプスのサイズ選びについて紹介するほか、サイズが大きいパンプスの対処法や正しいパンプスの履き方も紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください!

本記事の内容

  • パンプスはきつめとゆるめどっちがいい?
  • きつい靴を履くとどうなる?
  • 大きすぎる靴のデメリット
  • パンプスのつま先はどれくらい空くのがいい?
  • まとめ

パンプスはきつめとゆるめどっちがいい?

結論から言うと、パンプスはきつめがベストです。当たり前ですが、パンプスは靴ひもが付いていない靴です。つま先とかかと部分でしか押さえられず、サイズ感がとてもシビア。きつめとゆるめどっちを選ぶべきか、悩むところです。きつめがベストといえる理由は3つあります。

  1. 甲と幅の部分が足を押さえてくれるから
  2. かかとをしっかり掛けることができる
  3. 靴は伸びる

パンプスはきつめがベストな理由 その1:甲と幅の部分が足を押さえてくれるから

まず気を付けたいのは、足の甲と幅の部分。パンプスでは靴ひもの代わりに甲と幅の部分が足を押さえてくれます。パンツをベルトで締めるのと同じです。甲や足幅の部分がゆるいと足が前方に滑ってしまう原因になってしまいます。すると、かかとが抜けたり靴擦れしたりデメリットばかり。

試着の際は両足履いて立ちます。その際、この3つを確認するといいでしょう。

  1. 上から見て親指と小指の形が見えていないかどうか
  2. 多少の圧があり、かつ足が保持されていることを感じられるかどうか
  3. かかとを上げたり下げたりし、甲が食い込まないかどうか

かかとや足幅が問題なくても、甲の部分に隙間ができてしまうことがあります。足の甲も人によって厚い薄いがあるからです。その場合は、つま先側に中敷きを入れることで甲の部分をフィットさせることができます。気軽に店員さんにサンプルが無いか尋ねてみてください。

パンプスはきつめがベストな理由 その2:かかとをしっかり掛けることができる

次に気を付けたいのはかかとです。パンプスは紐靴と違い、押さえる部分が少なく脱げがち。そこで大切なのがかかとの収まりなんです。サイズが大きいと足が前方へ滑るため、かかとが引っかかることはありません

試着をした際は必ずかかとの掛かり具合を確認します。つま先立ちをして、上げたかかとに靴がしっかりと付いてくればOKです。ゆるい靴は履いた瞬間にストレスが無いので楽に感じるでしょう。しかし、歩いている内にかかとが抜けてしまうので靴擦れの原因になってしまいます。

かかとの具合がOKでも、くるぶしに当たってしまう場合があります。その場合はパッドを内側に貼ると和らげることもできます。

パンプスはきつめがベストな理由 その3:靴は伸びる

靴を選ぶときに気をつけないといけないのは、靴は伸びるということ。(一部の素材を除いて)靴は履いている内に伸びてきます。

足から出る汗、湿気で少しずつ繊維が伸びることで靴が馴染んできます。なかなか意識することはありませんが、足からは一日でコップ一杯分も汗が出ているんです。汗を吸ったTシャツの襟が伸びやすいように、靴も同じで内側から馴染んできます。

最初から余裕のあるサイズを選んでしまうと、履いていくうちにパカパカするようになってしまいます。足の甲、かかとともに意識してサイズを選びましょう。

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きつい靴を履くとどうなる?

馴染んでくる前提でパンプスのサイズはきつめが良いと解説しました。しかし、目安を超えてきつい靴を履くと足には悪影響。具体的には、足長(縦の余裕)を確保しないことで足指が変形します。加えて縦方向に余裕がなく、足の甲が盛り上がってしまうこともあるんです。

もし不安になったときには、中敷きを外して足に合わせてみるのもおすすめ。ですが、スニーカーや運動靴は中敷きを外せますが、パンプスは外せないデザインも多いです。そんなときはサイズ選びの目安を参考に、歩いて確認するのが一番です。

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大きすぎる靴のデメリット

窮屈な靴と同じように、大きすぎる靴も足に悪影響。具体的には、脱げないようにと歩き方が変化して重心が傾きます。重心が傾いたことで、足の指に力がかかって変形したり疲れやすくなったりしてしまいます。他にも、靴の中で足が滑ると靴ずれしたり足裏の筋力低下に繋がったりします。

足裏の筋力の低下は、体重を支えるアーチが崩れる原因に。膝の痛みや全身のバランス低下につながってしまいます。履き慣れた靴でも、大きくなってきたと感じてきたら中敷きで調整しましょう。また、ポイントを抑えたちょうどいいサイズ選びも大切です。

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パンプスのつま先はどれくらい空くのがいい?

先ほどもお伝えしましたが、靴のつま先部分には一般的に1〜1.5cmの隙間が必要です。この隙間は捨て寸(すてすん)と呼ばれ、正しいサイズ選びには欠かせません。歩行時、地面を蹴りだすとき、足は甲の部分でVの字に曲がります。と同時に、足は靴前方へずれていきます。捨て寸は足がずれた際に、足先が靴に押されるのを防いでくれるのです。実際、外反母趾になる女性の多くは正しくつま先の余裕を取れていません。

なお、靴のサイズが足長(実際の足の長さ)より大きいのは捨て寸が含まれているからです。

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まとめ

ここまで、パンプスのサイズはきつめがベストである理由3つを紹介しました。

  1. 甲と幅の部分が足を押さえてくれるから
  2. かかとをしっかり掛けることができる
  3. 靴は伸びる

素敵な一足と長く付き合うためにも、この記事を参考にサイズ選びをしてみてください!