こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。
女性の足元の必需品ともいえるパンプス。知らない間に小指や爪が痛いといった「つま先の痛み」に悩まされることも。この記事ではなぜパンプスのつま先が痛いのか、痛くなったらどうしたらいいのか。また、正しいパンプスのサイズ選びや疲れない歩き方についても紹介していきます。気に入ってたけどつま先が痛くなって、パンプスを寝かせてしまっている方も是非参考にしてください!
本記事の内容
- パンプスでつま先が痛い、原因は何?
- パンプスやヒールでつま先が痛くなったらどうするのが正解?
- パンプス(ヒール)のつま先が痛いときはインソールで対策!
- パンプスの正しいサイズ選びとは?
- パンプスはきついとゆるい、どちらがいい?
- パンプスの疲れにくい歩き方
パンプスでつま先が痛い、原因は何?

女性の足元を支えるパンプスですが、気がつくとつま先が痛くなってきている。お気に入りもいつしか履かなくなり…。どうしてパンプスのつま先が痛いの?と思う人も多いはず。パンプスのつま先が痛くなる原因、具体的には次の3つが挙げられます。
- パンプスと足の形(指の形)が合っていない
- 足囲(足幅)が合っていない
- つま先に適度な余裕がない
それでは一つずつ見ていきましょう!
パンプスと足の形(トゥデザイン)が合っていない
まず第一に確認したいのはトゥデザイン(足の形)です。意外と知られていませんが、人の足の形は一つではありません。手の指の長さも人によってバランスが違うように、足も指の長さバランスが違っています。足型は3つありますが、靴のデザインも4種類あるんです。
- エジプト型:親指が一番長く、小指に向かって徐々に指が短くなる足型
⇒ラウンドトゥ、アーモンドトゥ、オブリークトゥ - ギリシャ型:足の人差し指が一番長く、人差し指を頂点に三角形のようになっている足型
⇒ポインテッドトゥ - スクエア型:足の指の長さがそろっており、四角形のような形の足型
⇒スクエアトゥ
パンプスでつま先が痛い、原因は何? その2:足囲(足幅)が合っていない
二つ目に確認したいのが足囲(足の幅)です。靴は幅の部分で足が前に滑るのを抑えています。また、靴ひもは幅方向のキツさを調整するものですが、パンプスのようにひもの付いていない靴は幅がキツめになっているものが多いです。いわゆる幅広のデザインは、この部分があらかじめ広くなっているタイプです。
トゥデザインが合っていてつま先に適度な余裕があっても、足囲が合っていないと足が滑ります。身近だと、パンツと同じです。丈が合っていても、ウエストを締めていないと下がってきますよね。靴も同じですが、パンプスやヒールは特にシビアになっているので注意です。
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パンプスでつま先が痛い、原因は何? その3:つま先に適度な余裕がない
デザインも足の幅も合っているのに、まだパンプスのつま先が痛い…。そんなときはつま先に適度な余裕があるかどうかを疑いましょう。つま先には余裕が必要だと知っている人は意外と少ないです。しかし、知っているかどうかで損することもあるんです。つま先にはあらかじめ、捨て寸(すてすん)と呼ばれる余裕を持っておくのが必要です。
立っているときは不安になるつま先の隙間ですが、隙間が指の痛みを無くします。足を蹴り出すと、甲の部分が曲がります。すると、指もが前に滑ります。靴は動きませんが、指だけが前に動くので余裕がないと指が当たります。また、パンプスは傾斜によって足が前に滑るデザインのため余計に指が当たって痛くなってしまうのです。
どのくらい余裕が必要なのか、測り方について詳しくは記事下の「正しいサイズ選び」の項目で紹介しています。
パンプスやヒールでつま先が痛くなったらどうするのが正解?(応急処置)

パンプスのつま先が痛いけど、ピンチなときほど対策グッズを持っていないのはよくあること。ですが、身近なモノで簡単につま先の痛みを和らげたいですよね。そこでおすすめしたいのは次の3つ。敷くことで痛みの原因になる足の滑りに効きます。上から順番に試していき、キツさがあったら次のものを試します。
- メイク用スポンジ(パフ)
- コットン
- ティッシュ
使い方は、足の裏(指の付け根の真ん中)に載せてから靴を履きます。載せたものが足を押し上げてストッパーになるため、足が前へ滑ってつま先が痛くなるのを防いでくれます。
パンプス(ヒール)のつま先が痛いときはインソールで対策!

20代~50代の女性400名を対象に株式会社ワコールが実施したアンケートによると、働く女性のほとんどがつま先の痛みを経験しています。
働く女性に、”現在お持ちの靴(パンプス)で、1度しか履いていない靴(パンプス)は”と尋ねたところ、「サイズはぴったりだが、つま先の形状が合わず足の指先を痛めた(23.2%)」「サイズはぴったりだが、横幅が合わず足の指先を痛めた(21.9%)」など、足の指先を痛めたという回答だけで45%を占めた。
PR TIMESより引用
可能ならスニーカーと同じように、楽にパンプスやヒールを履きたいですよね。そこで紹介したいのは中敷き(インソール)を使用した対策です。
パンプス(ヒール)のつま先が痛いときの対策:中敷き(インソール)
パンプスのつま先、足を覆う部分に中敷きを入れると、滑りやつま先の痛みを解決できます。
たとえば、スニーカーは足の甲を紐で締め付けるから足がズレにくいです。足が前に入らないように、つま先の方をを低くしてしまうから。反対に、紐を緩めると靴の中で足がズレます。同じように中敷きを敷いて、パンプスでもつま先の方を足の甲に合わせて低くすると、フィット感が出て滑りにくくなります。パンプスのつま先が痛くなる、一番の対策です。
靴ひもを締めたり、緩めたりするように、中敷きは厚みを変えることでフィット感が変わります。また、片足ずつ足のサイズが違う場合のサイズ合わせも、厚みの違う中敷きを入れれば対応が可能です。
パンプスのつま先と、かかとの関係については、次の記事で詳しく紹介しています。
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パンプス(ヒール)のつま先が痛いときの対策:注意点
中敷きを購入するときに2つ注意点があります。パンプスそのものがシビアなサイズ感だからです。
一つ目は、スニーカー用の中敷きをパンプスに使う際は注意が必要という点。つま先のフィット感が上がるが、かかとの脱げやすさも増してしまうからです。また、かかとの厚みが上がると、靴の反りがかかとに食い込んだり、靴擦れの原因になります。
二つ目は、試し履きが重要だという点。フィット感を出したいからと、無暗に厚い中敷きを入れると、反って窮屈になって痛くなってしまいます。中敷きの厚さ調整はスニーカーと違ってシビアです。なので、実際に入れた状態で試し履きが重要です。
実際に、履き慣れて広がってしまった靴でも、ABC-MARTなどのお店へ持っていけば中敷きを入れて試すことが出来ます。実際に試す際の注意は次の通りです。
- 立った状態で圧迫感が無いか確認する。
- 差し支えなければ数歩だけ歩いてみる。
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パンプスの正しいサイズの選び方とは?

正しいパンプスのサイズ選びでは①足型 ②足長 ③足囲(足幅) ④かかとが重要です。また、パンプスはデザインやサイズとともに素材感にも注意しましょう。素材によって伸びやすさが変わってくるため、サイズ感に影響します。それでは順番に見ていきましょう。
伸びやすい素材
- 本革(スムースレザー)
- 起毛革(スエード、ヌバック)
- 布地
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伸びない素材
- 合成皮革
- エナメル
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パンプスの正しいサイズの選び方 その1:足型
まず一つ目は足型です。ラストとも呼ばれている部分ですが、パンプスのつま先が痛い原因の一つでもありました。つま先の形には○種類あり、自分の足に合うデザインを選ぶことが正しいサイズ選びの近道です。
パンプスの正しいサイズの選び方 その2:足長
次に気にしたいのが足長。足のつま先〜かかとの長さになります。かかとを靴の後ろに思い切り弾いた状態で確認します。つま先に1〜1.5cmの余裕が必要。歩くとき(地面を蹴り出すとき)に足指が前へ滑るため、余裕がないと足指が圧迫されて変形してしまいます。
僕が靴屋店員だった際、パンプスのつま先部分の余裕を気にする方がとても多かったです。しかし、正しい長さを知らず外反母趾や予備軍の方も多かったのが事実です。足のトラブルを避けるためにもつま先の余裕は押さえておきましょう。
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パンプスの正しいサイズの選び方 その3:足囲(足幅)
足長と捨て寸を確認したら、続いて足囲(足幅)を確認しましょう。
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パンプスの正しいサイズの選び方 その4:かかと
最後に確認したいのは踵(かかと)です。かかとを確認すると、ここまでのサイズ選びが合っていたかどうか知ることができます。なぜなら、かかとがしっかり収まっていると、つま先立ちした足と一緒に靴が付いてくるからです。これがピッタリである何よりの証拠です。
パンプスはきついとゆるい、どちらがいい?

結論から言うと、少しキツめを選びましょう。ヒールパンプスは踵が高く、足の甲部分の押さえが弱いです。そのため、足が前に滑り非常に抜ける感じが出ます。とは言え、キツめを選ぶと足のトラブルにつながります。先にもお伝えしましたが、つま先の余裕は最低でも1cm取るようにします。目安としては靴の中で指が少しでも動かすことができればOKです。
なお、靴は購入してからずっと同じサイズ感であることはなく、徐々に広がってきます。試着を夕方以降の足が浮腫んでいるタイミングで行うと、痛みを抑えることができます。
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パンプスの疲れにくい歩き方

パンプスはスニーカーと違い、歩き方に気をつけないと健康を損ねる原因になることも。無意識にかかとからの着地をしたり、膝を曲げたままになっていると浮腫みや膝の痛みにつながります。
特にパンプスはヒール部分に高さがあるのが特徴。ヒール部分や体のバランスに合わせて次のように意識して歩いてみましょう。
- つま先はまっすぐ前に揃えて
- 膝や股関節を柔らかく使う
- つま先とヒール部分を同時に着地させる
- 直線上に進むように足を進める
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まとめ
今回はパンプスのつま先が痛いのは何故なのか、どんな応急処置や対策ができるのかについて紹介してきました。
毎日履くパンプスの悩みを解消して、快適な毎日を送りましょう!