こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。
いつも靴の外側が減ってきたり、片足だけ妙に減るのが早くて靴が長持ちしない。原因がわからないから、どうしていいのか分からない…。靴を履いて出掛けることが当たり前なだけに、気になる人は少なくないはずです。
この記事では、靴底の外側だけ減るのはなぜか?放っておいて大丈夫なのか?出来る対策はないのか?について詳しく解説していきます。
本記事の内容
- 靴底の外側が特に減るのはどうして?
- このまま放っておいても大丈夫?
- どれが正しい靴底の減り方?
- O脚、がに股対策にはインソールを!
靴底の外側が特に減るのはどうして?
靴底の外側が特に減るのは、靴の外側から着地しているため。何らかの原因で偏っている体のバランスを正すために起こっている反応と言えます。靴の外側から着地するのは次の特徴を持つ人に多いです。
- O脚(脚を正面から見たときに「O」の形になっている状態)
- ガニ股(股関節が通常よりも外側に回転して、足が外に向いた状態)
このまま放っておいても大丈夫?
結論から言うと放っておくのはNGです。なぜならすでに足首や膝、骨盤に負荷がかかっている状態だから。試しに、鏡の前に足をそろえて立ってみてください。もしこのとき、足が外側に倒れていたらすでに足首や膝に負荷がかかっている証拠です(過回外と呼ばれます)。
O脚やがに股歩きは将来的に変形性膝関節症(膝の軟骨が少しずつすり減り、歩行時に膝の痛みが出現する病気)や内反小趾(足の小指の変形)の原因になります。
靴底の外側が減るような癖がついていると、脚の外側の筋肉を使います。走ると筋肉痛になって筋肉が固くなるように、そのままでは筋肉が硬くなり、下半身が痩せにくく太って見えてしまう原因になります。加えてO脚の進行にも拍車をかけてしまうため、普段の歩き方から注意が必要です。
どれが正しい靴底の減り方?
ここまで靴底の外側が減る原因を見てきました。では、どのような靴底の減り方が正しいのでしょうか?それは意外にも、靴底のやや外側が減ることです。加えて、足の裏の親指の付け根にあるふくらみが同じくらい減っていくのが理想と言われます。
足は中心より外側でバランスでとっています。足の踵(かかと)の骨は後ろから見ると平らではなく、外側に向かって反り上がっているためです。また、親指の付け根にあるふくらみががすり減っているということは、歩くときに正しい位置で足を蹴り出せているという証拠になります。ランニングシューズなどで底の中心~外側にクッション材が入っているのはこの理由からです。
ただし、年を取ったり生活が変わったりして筋力が衰えたり体重や姿勢に変化があると靴底の減り方にも変化が現れます。足、靴のトラブルが疑われる場合ほど、靴底を観察してみてください。
O脚、がに股対策にはインソールを!
靴底の外側が減るのは、本来の重心から外側にバランスを取っているのが原因です。そこで、簡単に重心を整えられるアイテムを紹介します。それがインソール(中敷き)です。
中敷きには体重のかけ方(バランス)を整えられるものがあります。足は3本の線(アーチ)でバランスを取っていますが、インソールはそれぞれのアーチを正しい高さで支えることで重心の偏りを整えます。
インソール選びで気を付けたいのは次の4点
- 土踏まずのところが盛り上がっている(一面平らでない)
- 履いた際に足裏に違和感がない
- へたりにくい素材を使っている(スポンジなどではない)
- かかと部分にもある程度厚みがある
アーチによって正しく体重が分散されると、膝や腰の痛みを和らげることにもつながります。一日8,000歩近く歩きますが、歩くなら正しい姿勢で歩きたいですよね。
まとめ
今回の記事では靴底の外側が減ってしまう原因と対策、放っておいて大丈夫なのか?について解説しました。
靴底の外側が減ってしまう原因:靴の外側から着地しているため。
靴の外側から着地するのは次の特徴を持つ人に多い。
- O脚(脚を正面から見たときに「O」の形になっている状態)
- ガニ股(股関節が通常よりも外側に回転して、足が外に向いた状態)
放っておいても大丈夫?:足首や膝、股関節に負荷がかかっています。NGです。
放っておくと次の足のトラブルリスクになります。
- 変形性膝関節症(膝の軟骨が少しずつすり減り、歩行時に膝の痛みが出現する病気)
- 内反小趾(足の小指の変形)
靴底の外側が減ることの対策としてインソールを紹介しました。選ぶ際に気を付けたいポイントは次の4つ。
- 土踏まずのところが盛り上がっている(一面平らでない)
- 履いた際に足裏に違和感がない
- へたりにくい素材を使っている(スポンジなどではない)
- かかと部分にもある程度厚みがある
正しく知って身近なトラブルとさよならしましょう!