スニーカーと運動靴の違いはどこ?3つの違いとウォーキングシューズとの違いも解説

2022年11月23日

スニーカーと運動靴の違いはどこ?3つの違いとウォーキングシューズとの違いも解説

こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。

子どもの体育やスポーツをする機会に、"運動靴を用意しないといけないけどスニーカーじゃダメなの?"という問題に直面する方も多いはず。

この記事では運動靴の定義など、詳しく解説していきます。良い買い物をするためにもぜひ最後までご覧ください!

本記事の内容

  • 運動靴はどんな靴?
  • 運動靴の定義って?
  • スニーカーとはどんな靴?
  • スニーカーと運動靴の違い3つ
  • 運動靴と指定されたらスニーカーを履くのはアリ?
  • ウォーキングシューズとランニングシューズの違い
  • まとめ

広義ではスニーカーも運動靴に含まれますが、この記事では「運動靴=体育に適したシューズ」として扱います。

運動靴はどんな靴?

運動靴とはサッカーや野球、バレーやバスケットボールといった各スポーツに特化したギミックがある靴のこと。スポーツそれぞれに合った素材や、屋外・屋内といったフィールドに合うようなソール(靴底)を使うなど、競技で使用する目線で考えられている靴です。

一般的に「運動靴」と言った場合は、テニスシューズやランニングシューズといった競技用シューズよりも、子供向けのものを指す傾向があります。具体的には、通気性の良いメッシュ素材のランニングシューズやトレーニングシューズを思い浮かべる人が多いようです。

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運動靴の定義って?

運動靴には「これ!」といった明確な定義はありません。主に、次のポイントを持っている靴が運動靴と呼ばれます。

  • シンプルなデザイン(ファッション性は低い)
  • クッション性がいい(耐久性がある)
  • ソール、アッパーに柔軟性や屈曲性がある

スニーカーとはどんな靴?

スニーカーとは底(ソール)にゴム素材を使用しており、靴表面(アッパー)に布製や革製などの素材を使用した運動靴の総称です。

converse(コンバース)のハイカットに代表されるようなバスケットタイプ、VANS(ヴァンズ)のようなスケートボードタイプ、adidasのstan smith(スタンスミス)のようなコートタイプなど。かつてのスポーツシューズから流れをくんでいるものが多いのも特徴です。元は運動時のみ履いていたものが、その履きやすさから普段使いになっていったからだとか。

なお、スニーカー(sneakers)という単語は忍び寄る人(sneak+er)から来ています。革靴と違って静かな足音であることが由来です。

スニーカーと運動靴、どちらも幅が狭いのが特徴です。なぜ狭いのか、スニーカーの上手なサイズの選び方は次の記事で詳しく紹介しています。

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スニーカーと運動靴の違い3つ

スニーカーと運動靴の違いは大きく分けて次の3つ。

  • 縦・横方向の動きへの強さ
  • 確かな機能性がある(通気性・クッション性)
  • 配色

スニーカーと運動靴の違いその1:縦・横方向の動きへの強さ

まず一つ目は、縦・横方向の動きへの強さです。運動靴はシューズごとに特定の方向への動きに対応するためのソール構造があります。

一般的なスニーカーとランニングシューズの大きな違いに「横方向の動き」に対する安定性があります。 基本的にはランニングは縦方向への運動であるため、横方向への移動しやすさはランニングシューズにはありません。 また、つま先が上がっているのも前方への踏み込みや足の回転をしやすくするためのものです。
横方向の動きに対応するスポーツではソールに縦方向の溝があったり、設置するポイント(スパイク)の間に隙間があったりします。一方、溝の浅い、隙間のないスニーカーは底全体に体重がかかるため足が疲れやすくなってしまいます。

スニーカーと運動靴の違いその2:確かな機能性がある(通気性・クッション性)

次に紹介する違いは「機能性に優れている」点です。運動靴を選ぶときは、機能性にも注目するようにしましょう。

練習や通勤、通学など、靴の中が蒸れにくいように通気性に優れたものや、足への負担を軽減してくれるクッション性の高いものがあります。運動靴の中には底に通気用に穴が開いているモデルがあったり、特に体重のかかる部分にクッションとしてジェルが入っているモデルがあったりします。

ちなみに、どんな運動やスポーツで使うのかによっても必要な機能が異なってきます。どんなことで困っていて、どんな機能があると良いかを把握しておくと迷わずに選びやすくなりますよ!

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スニーカーと運動靴の違いその3:配色

最後に紹介する違いは「配色」です。お正月の風物詩、箱根駅伝で蛍光色のシューズを履くランナーを見たことがある人も多いはず。スニーカーの中にも派手なデザイン・配色なものもあるのは事実ですが、運動靴に比べると少ないです。

また、派手な色のスポーツシューズも多く、買うのにも勇気が必要で無難なものを選びがち。しかし、派手な色はランニングなどにおいて視認性を高めることに役立ちます。もし夜道で履いたり、車道と歩道の区別がしにくい場所で使う場合には購入を検討してみてください。

なお、派手な配色のルーツはトラック競技にあると言われています。ゴール間際まで団子状態でゴールの判断がつきづらいので目立つ色が多くなってきたから、というのが理由なんだとか。

運動靴と指定されたらスニーカーを履くのはアリ?

学生は特に「運動靴」という単語に触れる機会も多いです。実際に、学校行事などのイベントでは、履いてくる靴を指定される場合があります。

  • 運動靴のみ
  • スニーカーのみ
  • 運動靴とスニーカーのどちらでも可
  • 運動靴※スニーカーは不可

一番は、事前に提示された「運動靴」と「スニーカー」それぞれがどのような靴を想定しているのか確認できると良いです。例えば知人に聞いたり、実際に参加した際にどのような靴を履いている人が多かったか、など。色や柄がシンプルで運動靴のような機能を持ったスニーカーも多いため、特に問題がない場合はランニングやウォーキングをサポートできる機能を持った靴を選ぶと良いでしょう。

ウォーキングシューズとランニングシューズの違い

意外と知られていない、ウォーキングシューズとランニングシューズの違いを紹介します。

まず、ウォーキングシューズとランニングシューズには軽さに違いがあります。 ランニングシューズは長時間走っても足が疲れにくいよう、一般的な靴に比べて軽量になるよう設計されています。 また、ランニングでは接地するごとに体重の3~4倍の負荷(片足ごと)がかかると言われていて、ソールの屈曲性やクッション性が高いのも違いの一つです。

一方で、ウォーキングシューズは「安定して歩くこと」を目的に作られています。ランニングシューズと比べて靴底は厚くなっていますが、その分重い作りになっています。また、アッパー(靴表面)の素材は革製や合成皮革製のものが多いのも違いの一つです。全天候対応を売りにしているモデルも多く、日常使いにしても遜色がないのも違いです。

なお、ジョギングシューズはランニングシューズとウォーキングシューズの間に入ります。

まとめ

今回はスニーカーと運動靴の違いについて紹介しました。大きく分けて3つの違いがありました。

  • 縦・横方向の動きへの強さ
  • 確かな機能性がある(通気性・クッション性)
  • 配色

ぜひこの記事を参考に、用途に合った靴選びをしてみてください!