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スウェード生地のお手入れはどうする?簡単ケアで長く履こう!【これが正解】

2022年10月23日

【これが正解】スウェード生地のお手入れはどうする?簡単ケアで長く履こう!

こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。

足元から季節感を演出できるスウェード。起毛による素材感は他にない魅力ですが、汚れたり色が褪せてきたりしたときにどうしたらいいか知っておきたい人も多いはずです。

今回はスウェードを簡単な手順で、きれいに長く保てるよう方法を紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください!

本記事の内容

  • スウェード生地とは?
  • スウェード靴のデメリット
  • スウェード生地のお手入れ方法:日頃のケア
  • スウェード生地のお手入れ方法:頑固な汚れのケア
  • スウェード生地のお手入れ方法:色が褪めてしまったら
  • スウェード生地のお手入れ方法:カビが生えてしまったら
  • まとめ

※なお、本記事ではスウェード生地はスウェード靴と同義で表記しています。

スウェード生地とは?

スウェード(スエード)とは子牛や山羊(やぎ)、豚の皮から作られる皮革のひとつ。ヌバックと共に起毛素材と呼ばれています。

革の内側(床面)を使われるのがスウェードです。クロムという薬品でなめした皮の内側を、砥石やサンドペーパーなどで磨いて短く毛羽立たせたものになります。皮を毛羽立たせることから、じゅうたんのような毛並みが特徴です。

そもそもスウェード(suède)という言葉はフランス語で、スエードがスウェーデン発祥の技術であることが由来です。

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スウェード靴のデメリット

スウェードには他の素材と同じようにデメリットがあります。一言であらわすとデリケートなことです。

表面が立体的であるため、他の革素材と比べて汚れやホコリがつきやすいです。スウェードそのものが柔毛のような構造であり、水分を吸いやすく水に弱いとも言えます。また、キャンバス(布)や合否と比べると日差しや紫外線による変色もしやすいです。

一見デメリットばかりですが、正しくお手入れをすることできれいな状態を保つことができます。次の項から詳しく解説していきます。

スウェード生地のお手入れ方法:日頃のケア

スウェードは日頃からお手入れをすることできれいが長持ちする素材。手をかければかけただけ、見た目に差が出るところも魅力です。しかし、そこまで手をかけられないよという人もいるはずです。基本的にはこれを押さえておけばオーケーです

  • 防水スプレー
  • スウェード用ブラシ
  • 靴用乾燥剤

スウェード生地の日頃のお手入れ①:防水スプレー

まずおすすめしたいのが防水スプレーです。防水スプレーはあらゆる汚れの防止に効果的です。

防水スプレーの魅力は水を弾くだけではありません。水と同じように、汚れを付きにくくすることもできます。”食品用ラップをかけたように弾く”と例えられますが、まさにその通りです。雨予報の際に、また普段靴は1週間に1回、休日に履く靴は1か月に1回の頻度で使うのがおすすめ。

アメダスはスプレーが細かいのが特徴です。粒子が細かいため、シミにならず、ムラなく吹きかけることができます。また、スニーカーや革靴など普段使いの靴にも使えるので重宝します。

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スウェード生地の日頃のお手入れ②:スウェード用ブラシ

次におすすめしたいのがスウェード用のブラシです。スウェード用のブラシは毛並みを整えたり、毛の間に入り込んだ汚れを落とすのに使います。

汚れが付いたままだと、汚れの部分にスプレーが効かないため

ブラシの毛先をスウェードの根元に当てて、毛並みに逆らうようにブラッシングします。毛を立てるようにブラッシングするイメージです。

スウェード生地の日頃のお手入れ③:靴用乾燥剤

最後に紹介するのは靴用の乾燥剤です。以外かと思うかもしれませんが、スウェードこそ靴内のケアが大事なんです。スウェードは起毛素材だけに、特に靴内が湿りがちです。汗が出ることで分泌される水分や皮脂は臭い菌、カビの大好物。湿気を放っておくのは劣化の原因。靴を脱いだあとに靴用の乾燥剤を入れることで湿気対策になります。

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スウェード生地のお手入れ方法:頑固な汚れのケア

先の項目で紹介した、日頃のケアでは落としきれない汚れのケアを紹介します。

雨や油によるシミ、固形物の付着などに対応します。

頑固な汚れのケア:スウェード用消しゴム

ボールペンの跡を消す、砂消しゴムのような使用感です。

頑固な汚れのケア:スウェード用のシャンプー

髪のシャンプーと同じように、起毛内に浸透して汚れを浮かしていきます。

ただし、シャンプーは汚れと同時に着色も落としてしまいます。色ムラが出てしまったり、全体的に色が褪めてしまった場合には次に紹介するケアを行ってください。

スウェード生地のお手入れ方法:色が褪めてしまったら

色に合わせたスプレーを選ぶように。

スプレーを使用する際には紐を外したり、アウトソールをマスキングしたりしてください。スプレーの着色は強く、他部分に色がついてしまうとすぐに落とせません。僕も、マスキングをしなかったせいでスニーカーを何足もだめにしてしまいました…。

しかし、その手間と比べ物にならないくらいスウェードの質感・色が蘇ってきます。

スウェード生地のお手入れ方法:カビが生えてしまったら

カビは足から出る汗など、湿気(水分)が原因で繁殖します。実は足から毎日コップ1杯分の汗が出ています。靴は表面なら簡単に乾きますが、靴内は陰にもなり籠っていて乾燥させるのが難しいところ。かといって何もしないと臭いやカビ発生まっしぐらです。湿気対策としておすすめしたいのが、日頃のシューキーパー使用。靴用乾燥剤と合わせて使用すると有効です。

シューキーパーはじっくり時間をかけて吸湿し、また靴の型崩れも防ぐことができる一石二鳥のアイテムなんです。詳しくは次の記事で紹介しています。

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もし、寝かせていた靴にカビが生えてしまっていたら~を使います。

まとめ

今回はスウェードのケア方法について紹介してきました。革素材は手をかければかけるほど、きれいが長持ちします。

  • 日頃のケア:防水スプレー、スウェード用ブラシ
  • 頑固な汚れ:
  • 色が褪めたら:
  • カビが生えてしまったら

お手入れ自体が億劫な方には、防水スプレーを吹くだけでも靴が長持ちします。お手入れは、新しい靴を買うよりも安く済む節約術でもあります。

この記事を参考に、普段使いの靴と長く付き合ってみてはいかがでしょうか?