お手入れ

防水スプレーを使う際の注意は?症状や危険性、注意点を紹介【知っていますか?】

2022年11月1日

防水スプレーを使う際の注意は?症状や危険性、注意点を紹介【知っていますか?】

こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。

急な雨や汚れから大切な靴やバックを守ってくれる防水スプレー。便利な一方で、健康に害があるのはご存じですか?今回は防水スプレーによる症状、安全な使い方について紹介していきます。吸い込んでしまったらどうしたらいいのか?といった疑問にもお答えしていきます。

本記事の内容

  • 防水スプレーの使用上の注意(安全上の注意)
  • 防水スプレーの事故件数・事例
  • 防水スプレーの安全な使い方
  • 防水スプレーを思い切り吸い込んでしまったら?
  • 防水スプレーが乾くまでどれくらい?
  • まとめ

防水スプレーの使用上の注意(安全上の注意)

まずは使用上の注意(安全上の注意)について見ていきましょう。一般に記載されている項目は次の通り。

  • 狭い場所や室内での大量使用は絶対にしないこと
  • 人体・ペット・機械類など用途以外の使用禁止
  • 肺に疾患のある方の使用は避ける
  • 目に入った場合は流水で洗い流す。痛みのある場合は受診すること。
  • スプレーを吸い込んでしまった場合は、すぐに新鮮な空気のもとへ移動する。ひどい場合は受診すること。

 

防水スプレーの事故件数・事例

身近な防水スプレーですが、事故も意外と多いんです。コロナ禍以前は100件/年近く報告されています(中毒110番への相談件数)。

雨や雪のシーズンはもちろん、屋外での使用でも症状が報告されています。

(※防水スプレーを吸い込む事故に注意しましょう!(2020年6月更新)-公益財団法人 日本中毒情報センターより引用)

防水スプレーによる事故事例

防水スプレーによる事故は季節・場所を問わず発生しています。大量にスプレーを吸い込むことで中毒症状を引き起こします

  • 締め切った部屋で使って、息苦しくなった(男性、30代)
  • 外で防水スプレーを使用中、風向きが変わって吸い込んでしまった(女性、60代)

(※防水スプレーを安全に使いましょう -注意喚起リーフレットを作成しました- | 東京くらしWEB より引用)

 

靴用防水スプレーの安全な使い方

では、どうしたら安全に防水スプレーを使えるのでしょうか?安全に使うために注意したいのは次の5つです。

  • 「使用上の注意」をよく読んでから
  • マスクを着用して風通しのいい屋外で
  • 周りに人や子どもがいないことを確認してから
  • 一度にたくさん吹きかけない
  • 身に着けたまま使うなど、顔の近くでスプレーしない

 

防水スプレーを思い切り吸い込んでしまったら?

防水スプレーを吸い込んでしまったら、まず第一に新鮮な空気を吸えように移動します。スプレーを吸い込んだことによる呼吸困難や肺炎は、スプレーの細かい粒⼦(撥⽔性の樹脂)によって引き起こされます。撥水性の樹脂が肺胞に付着することで、肺でのガス交換に⽀障を来たします。

それでも改善しない場合はただちに医療機関、または日本中毒情報センターへご相談ください。

 

防水スプレーが乾くまでどれくらい?防水スプレーの正しい使い方とは?

防水スプレーは表面が濡れる程度スプレーし、10分~12時間(詳しくはスプレーの使用方法を参照してください) 乾燥させることで効果を発揮します。一般的には表面が乾いたらOK30分程度乾燥と言われています。

乾燥時間の他、頻度や選び方については次の記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい

まとめ

今回は防水スプレーの注意点や症状、吸ってしまった際の対処法、事故事例について紹介しました。

防水スプレーの使用上の注意(安全上の注意):

  • 狭い場所や室内での大量使用は絶対にしないこと
  • 人体・ペット・機械類など用途以外の使用禁止
  • 肺に疾患のある方の使用は避ける
  • 目に入った場合は流水で洗い流す。痛みのある場合は受診すること。
  • スプレーを吸い込んでしまった場合は、すぐに新鮮な空気のもとへ移動する。ひどい場合は受診すること。

防水スプレーを吸い込んでしまったら? ⇒ すぐに新鮮な空気が吸えるところへ移動しましょう。