こんにちは!えでん(@shiru_toku)です。
スニーカーやブーツを買う時によく目にするのが「スウェード」という素材。見た目は何となくわかるけど、詳しくは説明できない…なんて人も多いはず。
素材について知っておくと靴選びや、お手入れがもっと楽しくなります。秋冬に代表される素材ですが、シーズンの前にしっかり予習していきましょう!
本記事の内容
- スウェードってどんな素材?
- スウェードってどんな特徴があるの?
- スウェードのメリット・デメリット
- スウェードとヌバックの違い・見分け方
スウェードってどんな素材?
スウェード(スエード)は子牛や山羊(やぎ)、豚の皮から作られる皮革のひとつです。
スウェードには革の内側(床面)を使います。クロムという薬品でなめした皮の内側を、砥石やサンドペーパーなどで磨いて短く毛羽立たせたものになります。皮を毛羽立たせることから、起毛素材とも呼ばれています。なお、人工で模して作られた物もスウェードと呼びます。
そもそもスウェード(suède)という言葉はフランス語で、スエードがスウェーデン発祥の技術であることが由来です。
スウェードってどんな特徴があるの?
スウェードは他の皮革と比べ、素材自体が柔らかいです。また、皮を擦って起毛させているため、絨毯やカーペットのように上品な光沢感があります。色が濃いものになると特に重厚感を感じさせます。
毛足が長く、太く、フサフサした見た目をしているのも特徴です。
また、表面が起毛しているため他の皮革と比べて汚れやホコリがつきやすいです。スウェードそのものが柔毛のような構造であり、水分を吸いやすいのも特徴の一つとなっています。

スウェードのメリット・デメリット
ここまではスウェードとはどんな素材で、どんな特徴があるのかを見てきました。
スウェード他の素材(布地や皮革)と比べてどのようなメリット、デメリットがあるのか見ていきましょう。
スウェードのメリット
スウェードは皮自体が柔らかいため、足に馴染むのに時間がかかりません。加えて黒や紺、茶色のスウェード靴は一足持っているだけで季節感を演出することが出来ます。
また、お手入れが簡単なのもメリットの一つ。防水スプレーやブラッシングといった簡単なお手入れでメンテナンスができます。
スウェードのデメリット
スウェードのデメリットはデリケートであること。他の素材と比べてホコリや汚れ、雨に弱いです。また、日差しにも弱く紫外線による退色・変色がしやすいことも挙げられます。
見た目の点では、重厚感のある素材であるため明るい配色でないと着用するシーズンが限定されてしまいます。
スウェードとヌバックの違い・見分け方
スウェードと似た素材にヌバックがあります。ヌバックも同様に起毛皮革の一種で牡鹿や牛の皮が使われます。
スウェードとの違い
- 皮の表側を起毛させている(スウェードは裏側)
- 毛足が短い上、毛が細く繊細
スウェードとの見分け方
- 見た目がサラーっとしている(スウェードはポソポソ)
- 触ったときにしっとりとしている
- 触って毛並みを変えた時に絨毯のように色が薄くなる
まとめ
本記事ではスウェードとはどんな素材のことか、について詳しく解説しました。
スエードは子牛や山羊(やぎ)の皮から作られる皮革のひとつで、薬品でなめした皮の内側を、砥石やサンドペーパーなどで磨いて短く毛羽立たせたものでした。独特な光沢感や重厚感があり、スニーカーやブーツ、パンプスなど様々な靴に使われています。
メリットとデメリットも参考に、靴選びをしてみてはいかがでしょうか?